
今回はWAX床の洗浄について、です。WAXを塗布して綺麗な床になった後、様々な理由によりWAXが剥がれていったり汚れがついたりします。最も有名なのが画像のヒールマークです。
この黒い線は、革靴の裏のゴムが床についてしまったもので、これは基本的には日常清掃では落とせません。
(例外的にモップでごしごし擦ると落ちるものもあります)ではこのような汚れはどうするのでしょうか?
図をご参照下さい。

傷、汚れはWAXの上にありますので、床磨き機(ポリッシャー等)
によりWAXを削りそれを消します。そして同時に、WAX面をある程度平らにしていきます。
その後、再度WAXを塗布すればまた綺麗な状態に戻る。
というのが、洗浄からWAXまでの流れです。
図にもありますが、定期清掃の回数が少なくて、歩行頻度が高く傷が入りやすい現場では、元々の床材まで傷が入ってしまう可能性が高くなります。その傷は洗浄では治りませんので、WAXを塗布した際の平さが損なわれて、ピカピカ度が落ちてしまいす。。。
コストとの兼ね合いは勿論ですが現場に応じての適切な、定期清掃頻度が長く綺麗な床を保つ秘訣です。
ちなみに、WAXを塗布した後”これは一つの商品だから”といった理由で靴を脱いで歩く事を決めている会社様も沢山います。せっかく靴を脱いだからには、汚れの目立たない靴下を是非ご着用頂きたいです。
さて次回は、洗浄WAXを続けていくとある問題が起きてしまいます。それを解決する”ハクリ”について。
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