剥離洗浄では、まず剥離剤という洗剤を使用します(そのまんまですね。)
WAXは金属架橋によって分子同士がつながっているため、被膜となります。
剥離剤を使うと金属架橋をバラバラにする事が出来るのです。
これは、WAXの歴史において大変革命的な出来事であり、剥離剤の登場によりWAXの種類も飛躍的に増えました。
具体的な方法ですが、
①まずWAX面に剥離剤をモップなどで塗ります。
②その後、時間を置き浸透させ、機械洗浄。
③汚水の回収
④剥離剤や剥がれたWAXのカスが床面に残っていると、再度WAXを塗布できませんので、中和剤を用いて再度機械洗浄。
⑤汚水の回収
⑥モップでさらに残った汚水の回収
⑦WAXの塗布
という順番で行います。
文章で書くと割と簡単そうですが、実際やるととても手間のかかる作業です。
そしてここからが大きな問題なのですが、この剥離洗浄は知らない方が大変多いです。
その為なのか、特に官公庁の現場では仕様書があらかじめ決められている事が多いのですが
剥離洗浄が含まれていない事が多くあります。
金額的に、剥離洗浄は通常の洗浄WAXの2倍はかかる作業ですので
なかなか、サービスで、というわけにもいかないです。(実際どうしようもなくWAXが塗り重なっている現場が多々あります。)
床洗浄の正しい知識を皆さんに知って頂く事は、業界において急務なのではないかと感じます。。。
次回は、ハウスクリーニングについて!
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